おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

恵比寿でおきたまの芋煮をごっつぉしたんだっし!

『恵比寿新聞×おきたま』のコラボイベント第2弾!
「山形の秋たべつくし!おきたまの芋煮会の謎を解く~里芋まみれ米まみれ~」を開催したんだっし!

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前回お伝えした「おきたまるしぇin恵比寿」の後、18時から始まりました置賜地方特産品の試食会。
会場は前回もお借りいただきました「Coiney(コイニー)」さんです!
前回のぶどう食べ放題では準備、片付けと手伝ってもらい色々と迷惑をかけてしまったんですが、今回の試食会においても「いいですよ~(笑顔)」って言ってくれたんだ。

ホントおしょうしなっし~!

今回もお言葉に甘えさせてCoineyさんのエントランスを使わせていただいたんだっし。

恵比寿新聞さんとCoineyさんに司会をしていただき、試食会開始~~~!

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山形の試食会を忠実に再現して、特産品をご用意させていただいたんだっし。↓
見たことのない食べ物があると思うので、紹介すっぺ。
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写真下から

○雪割納豆:おきたま地方の農家に保存食として伝わる「五斗納豆」。 通常の納豆菌による1次発酵の他に、米麹添加後の長期間の2次発酵をさせた熟成・こうじ納豆なんだっし。 味付きなので醤油いらずで、御飯のお供としても酒の肴としても最高の逸品!

○わらびの一本漬け:わらびのしょうゆ漬けは見たことがあっても切らってない一本のままのものは見たことないでしょ? これぞ故郷の味! 食べ応えがあるのに箸が止まりませんゾ☆

○蒸しサラダ豆:川西町の紅大豆が入ったカラフル豆のサラダ。 サラダは近くのコンビニで買ってきたんですが、豆を乗せたら彩り冴えて肉食系の人もつい食べてしまうなっし(笑)

○あけがらし:おきたまの秘蔵の逸品。食べた人はみんな「御飯がすすむ!お酒もう一杯!」と大好評! わらび栽培でもご協力いただいた特別編集員H.O.のイチオシ! 何で味の感想がないかって?…私もまだ食べたことがないんです…試食会で盗み食いしようと思ったら瞬間でなくなったんだっし(涙) 個人的に買って食べたいと思います(確定)

○玉こんにゃく:これは説明いらないなっし(笑) 前回はちょっとふざけて「冷やしラーメン」ならぬ「冷やし玉こんにゃく」をやったところ、お客さんからは大好評だったんだけど仲間内ではブーイングだったんだ(うぇっ!?) 今回は要望に応えて熱々の玉こん用意したよー。

○青菜漬け(せいさいづけ):これは山形の特産品として有名なので皆さん食べたことがあると思います。 おきたまではおかずとしてだけでなく、お茶の席やおつまみでも出る身近な食べ物なんだっし!

○黒豆大福:こちらは前回説明したので割愛しまーす。 川西町に寄ったら絶対食べたほうが良いよ!

○塩小倉:川西町の伝統菓子店「十印」の看板商品。 先祖は上杉藩時代に藩の塩を扱う塩問屋であることから、そのこだわりが見てとれるなっし。 ほのかな甘みとさわやかな塩味が見事に融合して、ひときわ味わい深い塩味羊羹だっし!

○バタどら:全国菓子博覧会金賞受賞したサトー屋菓子店さんの名物。 スポンジのように軽く、フワフワの食感の生地と餡の相性がよく、一度食べれば洋菓子好きの方も虜になってしまう逸品だっし!

と、またヒートアップして解説してしまったなっし(汗)

前回の長文で反省したんですが、んまいもんがこうも勢揃いすると熱くならずにはいられないんだっし(笑)

そして始まりました~~。 新米の食べ比べ!
現地の米穀商「コメ大王」さんにご協力いただき、おきたまの米と水で炊き上げた御飯を最高に美味しい状態で提供していただきました。↓
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「俺はこっちのお米のほうが好きだな~」と食味の好みは人それぞれで話題が絶えなかったんだっし。
現在では色んな地方が自慢の品種を作って勝負してっから、自分に合う米を探すってのも楽しぇべ!
おきたまのお勧めはもちろん「つや姫」! 冷めてもおいしいお米だから是非ともお弁当で試してみて。

他にも南陽市・川西町・小国町の地酒、地ワインを用意して皆さん大賑わい!

皆さんほろ酔いでホワ~っとなってきたところで、Y主事から南陽市の魅力をPR~!〔↓〕
椅子があるのに座って語らないY主事。 マジ漢(おとこ)ッス!
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南陽市は果樹(さくらんぼ、ラ・フランス、ぶどう、りんご等)が盛んで、ワインも有名なんだっし。 山形県内で12社あるワイナリーのうち4社が南陽にあり、地元特産のぶどうを活かした個性的なワインがあるんだと。 今回の試食会でも4社の有名なワインを用意したら、すぐ空っぽになっちゃった。
また、ラーメンも有名! 南陽市の「辛みそラーメン」は飲み会後にほぼ100%食べてんな(笑) 南陽市の名店「龍上海」は横浜のラーメン博物館に出店しおり、セブンイレブンではカップラーメンもあるから食べたことない人はぜひ食ってけろなっし。

あっ、そういえば芋煮の紹介まだだったね。

実はまだこの時には会場に芋煮はないんだっし。
オフィスビルの一角をお借りしている状態なので火を使ったり、煮炊きをしちゃいけなかったんだ。

ということで、離れたところでS課長と芋煮を作ってたんだっし!

いや~、これが予想以上に大変だったんですよー。
何が大変かって? 芋煮の調理じゃないよ。
芋煮の材料と味付けで諍いが始まったんだっし(笑)

山形県と仙台市の芋煮が全然違うって知ってる?
山形県の芋煮は醤油仕立てに肉は牛肉を使うんだけど、仙台市の芋煮は味噌仕立てに肉は豚肉を使うんだっし。
味噌仕立てに豚肉って、それ豚汁や~んって思ったけど、仙台市に引っ越した際は「これはこれでアリだな~」って思ったなっし(笑)

まぁ、それは置いといてS課長も私も山形県おきたま出身。
そこに今回のタイトル「おきたまの芋煮会の謎」があるんだ…。

実は同じおきたまでも芋煮の作り方が各市町で違うんだっし!(細かく言うと各家庭でも異なる)
山が多いおきたまでは各市町が独自の伝統と食生活を築いているんだけど、山形県共通の芋煮も独自の作り方になってんだ。

マイタケ入れるの?…豆腐はいれるべき!…隠し味に味噌を入れましょう…と。

率先して作るS課長の後ろで騒ぐスマイリー(サボっているより性質が悪いな(笑))
最終的には2つの鍋でお互いが納得する芋煮を作るという流れに…

そんなこんなで作った芋煮を会場まで運んでいったんだっし。↓
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一つは台車、もう一つは協力して手持ちで運んだんだけど、熱々の重たい鍋を運ぶって結構大変だなっし(汗)

会場の皆さんは、待ってました~と写真撮影。↓
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今回用意した芋煮の牛肉は、なんと!

米沢牛のA5‼

だしを使わない芋煮のうまさを決定付けるのは牛肉の質なんだっし。

そりゃ、んまくねぇわけがねぇ!

芋煮の美味しさに皆さんビックリしてたな。

芋煮を堪能したところで、K主事から川西町のご紹介~!
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川西町は米沢牛の主要な繁殖地。(タイミングばっちり)
県内で庄内に次ぐ米の生産量で、有名な酒蔵が4つあるんだと。
町内に豆が30種と多彩にあり、人気急上昇の紅大豆(赤豆)の主要な産地になっているんだっし。

続いて、小国町のI主任の熱いトーク!
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小国町はおきたまで最も大きい面積があり、東京23区がすっぽり入るほどなんだ。
マタギ文化を守っていて、毎年5月にはクマ祭りが開催されるんだっし。
そんな小国町のイチオシは「たかきびうどん」
今回の試食会には用意できなかったんだけど、雑穀が練りこまれていてヘルシー&オイシー!
ミラノ万博に持っていった際も大人気! 現地に合わせてスパゲッティ風にしたんだと。
その調理方法は正に多種多様。 シンプルになめこおろしで食べるのも最高だっし!
食べたくてウズウズしている皆さんには、お土産でお持ち帰りいただきました~。

…と、説明している間にS課長が怪しい動きを。↓
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これはーーーーー!?

芋煮カレーうどん!

さすがS課長! 芋煮への情熱が飛びぬけているなっし。

飲み屋で芋煮を食べた際は、締めで芋煮カレー○○は鉄板だべ。
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芋煮カレーを振舞った後はS課長のおきたまトーク!
方言交えた熱弁に皆釘付け!
台本無しのぶっつけ本番だったのにも関わらず独壇場だなっし(驚)
ホントこの人には敵わねなっし。
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あれやこれやでアクシデントもあったものの、お客さんはみんな満足していたので一安心だっし。
芋煮だけじゃなく他の特産品についても感想をいただいて、「おきたまに行ってみた~い」と言うお客さんも結構いたんだ!
おきたま新聞の情報網をフル活用して半年かけて周るおきたまツアーでも企画すっかな(笑)

次回は来年の1月24日(日)に恵比寿にお邪魔させていただく予定なので

恵比寿の皆さん、また宜しくなっし~!

 

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