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米沢牛枝肉市場に行ってきたんだっす!&米沢牛枝肉共進会・共励会・研究会褒章授与式

米沢食肉公社で「米沢牛枝肉市場」が開催されたので行ってきたんだっす!

米沢牛が出品されるのは地元の「米沢食肉公社」と芝浦の「東京食肉市場」なんだげんども、今回は、3月5日に「米沢食肉公社」で平成26年度第29回の「米沢牛枝肉市場」が開催されたので紹介すっからなっす!(「米沢食肉公社」では一年間で30回の「米沢牛枝肉市場」が開催されるんだと。)

米沢市万世地区にある「米沢食肉公社」↓

「米沢食肉公社の事務棟」↓

この建物の中で「せり」が行われるんだっす。室内は大きな冷蔵庫!!

今回は、71頭の出品があったんだっす。そのうち70頭が米沢牛に認定されたんだっす。

電光掲示板にせりの状況が掲示されるんだっす。

 

 

「米沢食肉公社」の日下部社長か佐藤常務にお話を聞きたかったんだげんども、お二人はかなり忙しそうで声をかけられず、JAの加藤副部長に話しを聞いたんだっす。

JA山形おきたま畜産担当副部長加藤文一(かとうぶんいち)さん↓

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最近の米沢牛の市場状況はどんなもんなんだっす?

加藤さん
震災被害や原発事故被害の影響から徐々にですが抜け出してきています。また、全国規模で国産牛の出荷頭数が少ない影響から枝肉市場は昨年同時期よりは若干高い相場展開となっています。

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「米沢牛」は全国でも知られた銘柄だけんど、最近の評判はどうなんだっす?

加藤さん
今年2月の「朝日新聞」に「食べたい銘柄牛ランキング」が記事になったのですが、第1位が「松坂牛」1,180票 第2位が「神戸ビーフ」720票 そして第3位に「米沢牛」702票だったんですよ。全国的にもかなり条件が厳しい「米沢牛の定義」をクリアして認定された「米沢牛」の品質はやはり安定していますからねえ。

おきたま新聞
生産者皆さんの日々の努力が陽の目を見たということだなっすー。

加藤さん
枝肉資質・肥育技術の向上、「米沢牛」の銘柄高揚を図るために、毎年、米沢牛枝肉共進会(年1回)・共励会(年2回)・研究会(年1回)といった品評会が開催されています。先だって、平成26年度の褒章授与式があったんです。

 加藤さん
第55回「米沢牛枝肉共進会」チャンピオン賞は、飯豊町 長岡正芳さん
第25回「米沢牛枝肉共励会」最優秀賞は、白鷹町 伊藤龍一さん
第26回「米沢牛枝肉共励会」最優秀賞は、飯豊町 遠藤功さん

今年度のチャンピオン賞・最優秀賞を受賞された皆様に心から敬意を表したいと思います。日本人の牛肉に対してのキーワードは「黒毛」と「霜降り」と言われてきたのが、昨今は赤身肉とか熟成肉とか多様性が求められてきています。これからも「食べて美味しい米沢牛」を目指して、生産者の皆さんと努力を重ねていかなければならないと思っています。

おきたま新聞
加藤副部長さん、お忙しいところ時間を割いてもらって本当におしょうしなっす!これからも「食べて美味しい米沢牛」を提供しておごえなっす。

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【米沢食肉公社】

URL:http://www.yonesyoku.com

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