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赤湯ラーメン龍上海本店に行ってきたんだっす!

あの有名な「伝説の辛味噌ラーメン」を食べに行ってきたんだっす!今回は龍上海本店の佐藤春美社長のちょっと聞けない熱い気持ちもインタビューしてきたんだっす。

初代のお店から三回目の建て直しをした今のお店だっす。

今回はあの「恵比寿新聞」さんも同行取材しておごやったんだっす~。わざわざおきたま迄、来ておごやってかなり嬉しがった。同行取材のお話は次回にあらためて紹介させてもらうがらなっす。

 

まずは、お店のはす向かいにある麺を作っている「麺工房」だっす。早朝4時から作り始めているんだと!各店舗の麺はすべてこの「麺工房」で作ってんなだど。この日は食べることをメインに11時頃に行ったので、麺作りはもう終わっていたっけは~~。

玄関入るとすぐに置かれている木彫りの置物。

 お客さんが入る前に店内をちょこっと写真撮らせてもらったんだっす。

朱色のテーブルとカウンターが昔っからの特徴だなっす。

おっと発見!

龍上海のマッチ
編集長
「かっこいいなえ!タバコ吸うからもらっていくべ!ジミー お前ももらえ!」
編集長補佐心得
「・・・ヘイ・・・」

それからこれも見つけたんだっす。「赤い唐辛子」お店のサービスでお客さんはお持ち帰り自由なんだと!

 編集長補佐心得
「編集長!たっ大変だっし!店の外さ、かん~なりお客さん並んでだっし!」

編集長
「あらら!ジミー!邪魔になっから早く店出ろ!おっと待て、お前は厨房でラーメン作るところを写真撮らせてもらえ!俺は社長にインタビューしに行くからな!」
編集長補佐心得
「ええーっ!?俺ごときが神聖なる厨房さ入っていいながっし?なんかおっかね~がら編集長も一緒に行ってけろ~」
編集長
「いいがら!お前が写真撮ってこい!シャッターチャンス逃すなよ!絶対撮らせてもらって来いよ!!」
編集長補佐心得
「・・・ヘイ・・・」
編集長
「恵比寿新聞さん♡ 俺らは2階で社長待ってっから先にいくべ!」

 どんぶりが10杯以上並べてあって一気に作るんだなっし。これがまさに

龍上海流。

 

 鍋の中でラーメンが泳ぐことが大事なんだと!絶妙なタイミングで麺上げ!手あみで麺を普通盛り、大盛りを取り分けるのもみごとな手さばきだっす。

まさに神業!

この域まで来んなさ数年かがるんだど。

 注文のほとんどが辛みそが乗っかってる「辛味噌ラーメン」だっけっし。今は三代目の佐藤元保(さとうもとやす)さんがお店を任されているんだっし。
編集長
「ジミー!よく厨房を撮らせてもらってきたな!えらいぞ!ハッハッハー!」
編集長補佐心得
「・・・ヘイ・・・」
この方が「赤湯辛味噌ラーメン」生みの親 初代佐藤一美社長だっす。昭和33年開店なんだと。

それでこの方が二代目佐藤春美社長だっす。

おきたま新聞
「社長 忙しいところおじゃまして申し訳ねえなっす。ラーメンも食いたいげんども、その前におきたま新聞の記事にしたいもんで、ちょこっと話を聞かせておごえっす。現在は龍上海の店は何店舗あんなだっす?」

佐藤社長
「山形県内で8店舗、新横浜ラーメン博物館にも入っているので9店舗ですが、庄内の鶴岡市に出店が決まったのでもうすぐ10店舗になります。それと以前から構想にはあったのですが、近い将来東京の新宿辺りに出店したいと思っています」

おきたま新聞
「赤湯ラーメン龍上海のこだわりと言うか、社長が常に思っていることなんかをざっくばらんに教えておごえっす」

佐藤社長
「龍上海の麺は、その日の朝、作りたての麺が基本なんです。一日熟成とか二日熟成がいいと言ってるのは言葉のマジックだと思っています。蕎麦でもラーメンでも作りたてが一番旨いんですよ。親父の時の麺は手打ちでした。小さい頃、店の手伝いでちょっと遠い所まで出前をすると麺がのびてスープがなくなっていました。ようするに手打ち麺はのびやすいんです。高校を卒業と同時に18歳で店を任されて麺打ち機械を導入したんですが、設備屋さんには機械の操作を聞いただけであとは思考錯誤の連続でした。親父は一切口を出さなかったし、やっとラーメンの麺らしいものが出来たので早速親父に見せにいったら、ちょっとだけ見て少し麺に触れただけで「ずぐだれ麺(だらしない麺)」と言われました。釜に入れたらすぐに浮き上がってきて、まるで山菜のてんぷらみたいなものでした。ラーメンの麺は一旦底に沈んでから浮き上がってこなければいけないんです。そこからが本当に苦労しました。そうしてようやく出来上がったんです。のびにくい、しかも、もちもち感のある今の龍上海の麺が・・・」

おきたま新聞

「太目の縮れ麺の誕生だなっす!」

佐藤社長
「そうです。太目の縮れ麺の評判が評判を呼び、南陽地区のラーメンは、よそのラーメン屋さんもみんな太めの縮れ麺になってしまったんです。最初の頃は、作りたての生麺でラーメンを食べて頂くということで近くにしかお店を出店しませんでした。新横浜ラーメン博物館からのお誘いも最初はお断りしていたんです。その後、輸送が飛躍的に改善してきて、チルド輸送ができるようになり、新横浜ラーメン博物館へ出店することになったのでした」

エピソード
初代がラーメン店を始めたのが佐藤社長が11歳の時で、「毎日ラーメンが食べられる!」と喜んだのですが、先代は決して作ってくれなかったそうです。「食べたかったら自分で作れ!」そう言われて、ラーメンを食べたい一心で自分で作り始めたそうです。たまに「ラーメン食べたいから俺にも作ってくれ!」と言われて、作ると「俺はもっとやわらかいほうがいいな」とか「もっと甘いほうがいいな」とか言うんだそうです。そして先代にまた作ってほしいと言われると、前回言われたことを復習しながら考えて作ったそうです。それが親父から息子への修行だった。と佐藤社長に聞きました。

おきたま新聞
「いやー!ひとつのドラマになるような話だなっす」

っとそこで

「ラーメン出来ましたー!」

の声が!
ちょうどのタイミングでラーメンができあがり。本日は「辛味噌ラーメン大盛り」と醤油味の「赤湯ラーメン」をいただいたんだっす。(写真は辛味噌ラーメン)
俺は質素に味噌ラーメンの普通盛りにしたんだげんど、欲張りジミーは大盛り頼んだんだっす。
いやー!!本当に旨かった。太目の縮れ麺にスープがからまって、もう最高だっす。ちなみに、本店と横浜店だけは面がちょっと太めなんだっす。ほかの店舗は昔からの基本の太さの麺なんだと。各店舗の情報等は「赤湯ラーメン龍上海」のホームページで見でおごえなっす。

http://www.ryushanhai.com/

 

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龍上海赤湯本店

住所 〒999-2231 山形県南陽市二色根6-18

電話 0238-43-2952

営業時間 11:30~19:00  定休日 毎週水曜日

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