おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

「食の銘店めぐり」パート1:漆山果樹園にお邪魔したんだっし!

緊急告知!

明日(12/19土曜日)から2/29月曜日の期間限定で

「冬のおきたま 食の銘店めぐり スタンプラリー」

が始まるんだっし!

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なんと、こちらのスタンプラリーではグリーンフラッグ店や酒造・ワイナリーを巡ってスタンプを4つ集めると、素晴らしい賞品やお食事券がなどが抽選でもらえるだけでなく、マル特マークがついているお店に行くと素敵な特典が待っているんだ。

ここで、グリーンフラッグ店ってなんじゃろな?って方のためにご紹介。

グリーンフラッグ店とは、置賜産農産物の地産地消に取り組んでいる「おきたま食の応援団」と協力し合い、置賜産農産物を積極的利用(愛用)を通して、地域農業を応援する取組みを行っている店舗のことなんだ。
グリーンフラッグ店は店舗の見えやすいところに「おきたま食の応援団」と記載している緑の旗印(↑写真のリーフレット左上参照)を掲げているんだ。
年々、加入店が増えて現在では約340店舗!
ん~、おきたまの結束力の高さは伊達じゃないッス。

リーフレットのお店一覧を覗いてみると、どこも名だたる銘店ばかり!

行ってみたいと思いながらも、ゴロゴロして休日を無駄に消化する私にこれ以上ないチャンス到来。

おきたま新聞(スマイリー)
ジミー編集長!今回の取材のためにを当分留守になります!!
おきたま新聞(ジミー編集長)
おう、行ってこい。くれぐれも失礼なことしてくんなよ!
おきたま新聞(スマイリー)
もちろんですよ~(笑)
おきたま新聞(ジミー編集長)
………(ホントにわかってんのか、あいつ)

と許可をもらって心躍らせながら待っていたんだけど

待ちきれずに取材行ってきました(笑)
まぁ完全なフライングだからスタンプをもらえないんだけどね。

 

ということで、

「グリーンフラッグ店めぐり」パート1始めま~す。

最初にお邪魔させていただいたところは、漆山果樹園だっし!

場所は赤湯駅から国道13号線・南陽バイパスを突っ切ってひたすら東へ。
こちらの看板が見えたら、↓
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左に曲がるんだっし!(通り過ぎて逆側から撮っちゃった(笑))
そこから少し走ると右側に漆山果樹園のお店が見えるんだっし。

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と、

ここで重要なお知らせ。

漆山果樹園さんは10/1~6/30までは農作業や研修・イベントのため不定休。

ご来店する際は電話やSNS等でご連絡下さい!

おきたま新聞の得意技「アポなし突撃」はできないのでご注意を(自虐)

取材のお願いも含めてお電話したら、
漆山さん、私が入る前からおきたま新聞を見てくれてたんだっし(嬉)
しかも今回の取材で、すぐ伺いたいという我侭にまで応えてくれて
ホントおしょうしなっし!

インターホン押すべきかな~?とお店の前で固まっていたら、

漆山さん(お母さん)
いらっしゃい!スマイリーさん。

うわぁビックリした。
ドアの前で突っ立って声をかけられたらビクッて…不審者にしか見えないな(笑)

漆山さん(お母さん)
なかに寄ってって~

おきたま新聞(スマイリー)
お邪魔しまーす。

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入ってすぐのところは作業スペースになってんだな。

漆山さん(お母さん)
ぶどう狩りの期間はここが直売所になるのよ。
今はあまり見てほしくないな~。
それより早く中入って。

おきたま新聞(スマイリー)
失礼しました(笑)
では改めてお邪魔しまーす。

奥の部屋がカフェになってます。
おしゃれで、ゆったりできる空間なんだ。
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テレビには漆山果樹園の紹介スライドショーが流れてたんだっし。
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キッチンと座席の間に壁がないのでワクワクしながらシェフが作る姿を眺められる仕組みに。
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お客さんが多いときは2階の客席も利用可能!
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ここからの眺めがまた良いんだ!〔↓〕
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漆山さん(お母さん)
稲の収穫前の秋はもっと綺麗だよ!
一面が黄金色でお客さんはみんな感動してたわ。

おきたま新聞(スマイリー)
この眺めは確かに感動するなっし。
また時期を変えてお邪魔するので、その際に見せておごえなっし。

1階のカフェに戻って、さっそく漆山果樹園について教えていただいたんだ。

漆山果樹園ではぶどうを栽培し、全国発送しており、ぶどう園で囲まれた果樹園カフェで紅茶やスイーツジェラートが楽しめるんだっし。ぶどうのほかにも様々なフルーツや加工品を取り扱っているんだ。
漆山果樹園のこだわりは生食から加工まで安心・安全でおいしいものを提供すること。
加工品には添加物を一切入れない、ジェラートの原料の中にアレルギーを持っている人には代替品を使って提供する等、お客さんの目線でのものづくりをしている。

おきたま新聞(スマイリー)
こだわりがすごいですね。
具体的にどういったものを取り扱っているんですか。

漆山さん(お母さん)
時期によって商品が変わるわ。
漆山果樹園のホームページで見れるよ。

おきたま新聞(スマイリー)
どれどれ?
おー、より取り見取りっすね。
ドライフルーツの加工もやっているんですよね?

漆山さん(お母さん)
そうだよ。見てみる?

おきたま新聞(スマイリー)
是非!

図々しくも加工場を始め、色んなところも見させていただきました。

直売所の脇の道を通ると圃場が広がっているんだっし!
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ぶどうが実っている時期はこちらで「ぶどう狩り」してすぐ直売所で精算できるんだ。
欲張って山ほど採る私にはこの近さは大助かりだっし。

漆山果樹園の栽培品種は27種類以上!
食味の良い品種を揃えているんだっし。

先ほどの道を引き返し…

直売所の隣には冷蔵保管庫があるんだっし。↓
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温度調整等の管理をしっかりすれば味を落とさずぶどう等を保管できるんだと。
1年通して果樹園カフェを楽しめるのはこちらのおかげだなっし。

そして、その隣が加工場

立派な機械が置いてあるんだっし!
無理を言って中を見させてもらいました。↓
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おーーー、ドライフルーツになっていく過程、初めて見た。(感動)
種類によって飛ばす水分量が違うので、しっかりした時間管理が必要なんだって。

完成品はこちら。↓
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……柿!? ドライフルーツにするとこんなに綺麗な色を残せんだ。
一般的な干し柿の方が見慣れてるから、なんか新鮮だ。
平たくなっててかわいいなっし。

こちらには干しぶどうが。↓
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よく見たらヘタがついたままだ(驚)
ビジュアル的な価値が高くて、食べるのがもったいないなっし。

さらにその隣には部屋にはジェラートの加工所があったんだ。

お邪魔するタイミングが悪かったので写真は無しね。(清掃中)
ジェラートを担当するのは息子さん(シェフ)だっし!

なんとこの後、シェフの絶品料理をいただいたんだ。

最初にいただいたのは、りんごのミルクティー。
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毎日1L以上飲んでるミルクティーマニア(中毒)の私のプライド的に厳しく評価しようと気合を入れたんだけど…最初の一口で「うまぁっ」って叫んでしまったッス。
りんごの風味とミルクティーの味が全くぶつかることなく見事に調和しているんだっし!
さらにカップの底にジューシーな角りんごが入っているというサプライズ。↓
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おきたま新聞(スマイリー)
この角りんご、蜜が入ったように濃厚なんですが乾燥させて作ったんですか?

漆山シェフ
違うよ。作り方は企業秘密だね(笑)

うぉぉ、気になって夜も寝れん。

漆山シェフはリプトンB&Bが発行するレギュラーティーコーディネーターと紅茶コーディネーターの資格を持つ立派な方なんだっし!

ただの中毒者のプライドは露と消えたな(泣)

でも、ここで大きな謎が…
お母さん若く見えるけど息子さん(シェフ)は一体何歳なんだ???

という心を読まれてしまったのか…

漆山さん(お母さん)
シェフ何歳に見えます?

と、まさかのキラーパス

おきたま新聞(スマイリー)
………(貫禄とさっきの資格の情報で考えると30代か40代だな。でも間違ったらかなり失礼になるなっし(冷汗))

漆山シェフ
この間来たお客さんに40代だと思われててかなり落ち込んだんだよ。40代には見えないよね?

おきたま新聞(スマイリー)
………(ごめんなさい。少し考えました(貫禄的な意味で))

漆山さん(お母さん)
実は、19歳なんですよ(笑)

わかるかーい!
こんな立派な19歳初めて会ったよ。
自分が19歳の時なんて遊んでばかりのちゃらんぽらんだっし!(今と大差ないな…)

そんなこんなの修羅場を向かえつつ、次の料理が出てきたんだっし。

紅茶の茶葉入りベーグル!
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紅茶でケトリング(ゆでること)するこだわりっぷり。
東京でパンの有力店周りをしたパンマニア(中毒)の私のプライド(以下略)
シェフに半分に切ってもらい断面を見てみると…↓
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ドライりんごと高級ぶどうのレーズンがぎっしり!
下のほうの果物が見えない部分もパンで覆われてただけで、しっかり1周入ってだった。
濃厚な果実の味とそれを引き立てる紅茶の風味で、最高に旨いベーグルでした!

シェフは食べながら「もう少し柔らかい方がいいな。解凍時間を長くして…ブツブツ」
実は、まだこの商品は改良中とのこと。
全然直すところは無いと思うんだけどなぁ~と思う私とは、味覚の感度と熱意が段違いだなっし。

また、漆山果樹園ではフルーツ・野菜のジェラートを数十種類出しており、カフェでは特別な自家製ラムレーズンアイスがいただけるんだ。
シェフ曰く「ジャムのような甘すぎるもの以外なら何でもジェラートに出来る!ジェラート作りはブリックス(糖度の値)がわかれば計算式で配合量を割り出せるんだ。あっ、食べ物限定だけどね(笑)」とのこと。
色々話を聞かせてもらってたら、ジェラートまで出してくれたんだっし(嬉)

こちらが自家製ラムレーズンアイス!
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市販のものだと結構ラムの味が強いけど、こちらは程よい感じ。 正にこれこそ黄金比!
上に乗ってるぶどうもひんやり冷えてて、かじると果汁が弾けるんだ。
今の季節でこの味を堪能できるのはホント奇跡だよ!

更にはイベント限定で作った食用菊ジェラートまで出してもらったんだっし(超嬉)↓
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食用菊を赤ワインで煮ており、ジェラートのトロリ感と菊のシャキシャキ感がたまらん!
(我慢できず写真撮る前に半分食べちゃった。)

更には、先程のベーグルとラムレーズンのコラボ。↓
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これは豪華すぎる!
パンにアイスを乗せるのは嫌い派の人間だったけど、これは別格だ。

と、

取材のはずが食べることに夢中に。

文字通り夢の中にいるような素晴らしい時間を過ごさせていただきました。

急な取材に対応していただいたことを含め、

今日はホントおしょうしなっしー!

またお邪魔しますのでよろしくお願いします。(次回はもっと余裕を持ってお伺いします)

さて、最後に重要なことなのでもう一度

漆山果樹園さんはスタンプラリーの期間を含め10/1~6/30まで不定休になるので、ご来店する前に電話やSNS等で必ず連絡してね~!

グリーンフラッグ店も残り約339店舗!
ガンガン取材していくつもりだけど、さすがに間に合わないな(汗)

いい店たくさんあるので皆さんもどんどん発掘していって下さい。
そしてお勧めのお店見つけたら、こっそりおすえて(他力本願)

 「食の銘店めぐり」まだまだ続きますので、よろしくおなしゃす!

 

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