今年の新そばができました!! 2014.10.30
山形県米沢市長手にある「蕎麦処北澤」さんから新そばができたがら食いさ来いと連絡があったので、飲み意地と食い意地のつっぱったおきたま新聞としてはいてもたってもいられずに新そばを食いに行ってきたんだっす!
昔の味噌屋さんからもらってきたでっかい樽にかっこえぐはさみこまれた看板はちっと目さひぐな!!
自宅でそばやさんをやってんなだけ。
親族の石材屋さんからこれももらってきたという大層りっぱなオープンテラス?のセット。えらぐ豪勢でねえが!「人柄がええど、もらうものもえらぐちがうなあ(笑)」
こんにちわーっす!!おきたま新聞だけっす。新そばごっつぉなりにきたけっす。
おおー!!新そば始めました。のお知らせ。はやぐ食いっちぇな!
こちらが北沢義英さん・美恵子さんご夫婦。
ご夫婦でお蕎麦やさんをやっておられるんだげんども、じつはだんなさんはもとJA職員だったんだっす!定年退職してから趣味の蕎麦打ちが高じて自宅を改造して本当に蕎麦屋をはじめやったんだっす。蕎麦屋さんをはじめて今年で5年目になるんだっす。
おきたま新聞
どうもお久しぶりだっすー!今年の蕎麦の出来はなんじょだっす?
北澤
今年のそばは最高ですね。昨年と比べるとそば粉の色から香り・甘さまでまるっきりちがいます。今年のそば栽培は天候に恵まれました。品種は「でわかおり」を作っています。
おきたま新聞
そば栽培もしてんながっす!?大変な凝り様だなっす!北澤さんの蕎麦へのこだわりなんがあったらおしぇでおごえ!
北澤
米沢市の南原地区のそば組合に入ってそば栽培をしています。南原地区は今から400年程昔、上杉家が会津から米沢に国替えになって移ってきて、下級の家士達が屋敷割りをもらって住みつきました。当然、開墾から始まり厳しい生活の中で開墾地にそばを作り「ソバカイ餅」などを半ば常食にしていたそうです。そんな中でたまには本当の手打ちそばを食べてみたいということで作られたのが「南原手打そば」のルーツです。自分はその「南原手打そば」を継承し、地元産にこだわった蕎麦を提供しています。なのでお腹いっぱい食べて頂く様に十一そば(そば粉1kgに繋ぎ100g)を一人前で230g程にしておだししています。
おきたま新聞
はあ~!なるほどなっす。そば一人前といっでもかなり量が少ねえ店が多いもなえー。蕎麦だけでなく、てんぷらの野菜も、お通しの煮物とかおひたしとかデザート(奥様の手作り)のごまの寒天とかりんごジュースの寒天などすべて地元産なんだもなあ~。 いやあー!はやぐ食いっちぇぐなったがら まんず そろそろ蕎麦を打っておごえっす。
この練り鉢に一回で9人前しかできないんだと。
最初はまあるく伸ばしていぐんだなえ。
さらに薄くのばしていぐんだなっす。
な!な!なんと綺麗な長方形になったんだず。
きれいにたたんでこれから切んなだなっす。
きれいなもんだなっす~~。
うわあー!出来だっす。出来だっす。
今日は定番の「てんざる蕎麦」と暖かい鴨入りつゆと冷たいそばつゆの両方が楽しめる「鴨つけ蕎麦」の二つをいただいたんだっす。 これが地元産にこだわった「てんざる蕎麦」
どどーんとおっ立ってるのが自宅で作っているちんげん菜!!かなりのボリュームだなっす! それでこれが「鴨つけ蕎麦」!!
本日のデザートはごまの寒天でした!
いやー!おべんちゃらでなく本当にうまがったっす。かなり満腹で満足!!!
ちなみに
鴨つけ蕎麦@1,100円 温かい天ぷら蕎麦@1,300円 天ざる蕎麦@1,400円
山形県米沢市に来たら是非よってみておごえなっす。
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蕎麦処 北澤
住所 山形県米沢市長手1784-2