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川西町東沢地区の『紅大豆オーナー』を取材させてもらったんだっし。

山形県川西町に伝わる在来種の大豆で伝統的食材である「紅大豆(赤豆)」
豊かな自然に囲まれた川西町東沢地区では、この紅大豆を楽しく育てながら、交流と農村の魅力を体験できるオーナー事業を行ってんだ。
その名も

『紅大豆オーナー』

今年で8年目となる『紅大豆オーナー』は年間5回の農作業体験を予定しており、種まきから収穫、紅大豆の味噌作りなど楽しい企画が満載なんだっし。

詳しくはこちら。

第1回(6/20): 紅大豆の種まき(ナス、スイカなどの野菜苗もあります♪)、畑の看板作り
第2回(7/18): 畑の草むしり、紅大豆のお料理教室、東沢の自然散策(食べる楽しさ満喫)
第3回(9/12): えだまめの収穫・試食、栗ひろい、野菜の収穫など
第4回(11/14): 紅大豆の収穫、楽しい野外芋煮会
第5回(1/24): 紅大豆でお味噌作り、雪景色を見ながらの昼食会

ホント魅力的なイベントいっぺーだな!
毎年、東京などの遠方からもお客さんがいらしゃるのも納得の内容だっし。
今回は第4回に当たる紅大豆の収穫を見させていただく予定だったんだっし!

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ところが昨日の夕方から生憎の雨降り。
これは畑作業大丈夫だべか?
とりあえず東沢交流センター〔↑〕に集合とのことだったので、お邪魔いたしま~す。

今回参加される紅大豆オーナーの会員さんが揃ったところで、主催者になる「農事組合法人 夢里」の登坂さん〔↓〕の挨拶だっし!
とても気さくな方で、町の発展について現在の取組みやこれからの展望など色々と教えてくれたんだっし。
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初参加の方もおられたのでみんなで自己紹介。
東京や仙台など都市部出身の方も多くみられ、東沢のファンになり毎回待ち遠しくしているという方もいられたんだっし。

今日は雨のため畑がぬかるんでいるので作業内容を紅大豆の選別と餅づくりに変更。
おぉーー、楽しぇそう! 思わぬ展開に胸が踊るなっし。

まずは紅大豆の選別開始だっし。

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収穫された紅大豆をふるいにかけて小さなゴミをとるんだけど、ズッシリとした重みで持ってるだけでも一苦労なんだな(汗)

お子さんも紅大豆のふるいは初体験! かなり喜んでくれたなっし。
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ふるい掛けが終わったらみんなで手分けして1個1個選別していくんだっし。↓
そこで、ビックニュースが!

今回選別した紅大豆はお一人様1kgまで持ち帰りできるんだと。

こりゃ、やる気でるなっし。
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舟形のお皿に紅大豆を入れてゴミなどを除いていくんですが、これが結構大変。
皆さん真剣な表情で黙々と取り組んでいだな。
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大変な作業に係らず「写真撮りますので、こっち向いて下さ~い。」という呼びかけに笑顔で応えてくれる、優しい方ばかりなんだ〔↓〕

ホントおしょうしなっし!

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豆1kgって結構な量で「あれ?まだ600gか~。」とビックリする場面も。
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みんなで協力し合って紅大豆の選別を完遂しました。
最後にみんなで記念写真!
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続いて、みんなで餅作りだなっし!

事前にうるかしておいたもち米を機械にセットして、
出来るまでの間に餡作りだべ。
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餡は2種類。 「しんだん(ずんだ)」と「納豆」でーす。

じんだんの作り方はは枝豆(秘伝豆)と砂糖を入れてミキサーへ。(※豆の粒々感をだすためミキサーのかけすぎ注意)
餅の餡として使うので通常より甘めで作るんだが、甘すぎると豆の甘さがわからなくなるので調整が難しいんだと。
ここは調理のプロである奥様方にお願いするしかねぇなっし!
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納豆はたっぷりのネギと混ぜ、醤油で味付け。
こちらも同じく味濃い目でつくるのが鉄則!
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コンロの前に大きな鍋が…?
これは御餅料理には欠かせないお雑煮では!?(嬉)
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その近くには何か健康に良さそうなものが。↓
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こちらは七草の「なずな」だっし。
お雑煮はおきたま内でも地域ごとに異なるんだけど、共通して山の幸が豊富なんだっし。
「なずな」入りのお雑煮は栄養満点でおいしいのでおススメの逸品!

餡が出来上がり、ちょうど良いタイミングで「お餅できたよー」とブザー音が!

「あつつ、熱いなぁー。」と登坂さんの慣れた手捌きで瞬時にお餅が分けられていったんだ(驚)
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じんだん餅や納豆餅、お雑煮の他にもおひたし、紅大豆の創作料理などが並んで、昼食とは思えない豪華な食卓〔↓〕
たまらないなっし!
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皆さん、おいしいお餅に大満足。
東京では餡と絡ませて餅を食べるという習慣がなく、初めての体験にビックリしてたんだけど、家に帰って家族に作ってあげたいと喜んでいたッス(嬉)
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最後はみんなで後片付け。↓
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今回「紅大豆オーナー」に参加して、年齢や出身地関係なく協同作業を経ることで交流の輪は広がっていくんだなと実感しました。

こういった取組みを重ねて地域のことを知ってもらい、更には興味を持っていただくことが、町の発展に繋がっていくことだと教えていただいた気がします。

おきたま新聞も地域内外の方たちにおきたまの魅力をお伝えし、そういった場になるよう頑張りたいと思いますので

これからもよろしくなっしー‼

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