おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

おきたま新聞第一弾!米沢牛「鈴木寿一さん 鈴木英行さん」

はじめまして!おきたま新聞です!!

 

これから山形置賜の粋な情報をどんどん発信していぐので宜しくお願いだなっす!

全国各地、津々浦々まで「おきたま」の魅力をお届けすっからなっす!

 

 

 

 

 

 

 

え、おきたまを知しゃねながっす?

 

置賜(おきたま)地方は山形県の内陸部南部を指す地名なんだっす。

米沢市、南陽市、長井市、川西町、高畠町、飯豊町、白鷹町、小国町の3市5町で構成されているんだっす。

 

 

おいしい食べ物、豊かな自然など、多くの魅力にあふれる地域なんだげんど、

イマイチ知名度が無いのが悩みなんだっす・・・

 

そこで、おきたま新聞を通じて、皆さんに「おきたま」の魅力を

知って、食べて、遊んでもらいたいなだっす!

 

 

 

 

 

 

それでは、始めっぺす!!

おきたま新聞第一弾は・・・

 

米沢牛

 

 

知ってだごでなっし?日本三大和牛の一角を占める米沢牛だっす。

米沢市のみならず、日本が世界に誇るブランド牛だっす。

んだげんど、実は米沢牛は米沢市だけで育てられているわけじゃないこと知しゃねがったべっす?!

 

 

 

米沢牛の歴史

もともと米沢では牛を食べていたわけではねがったんだっす。

上杉鷹山が開校した興譲館中学に明治初期に招聘されたチャールズ・ヘンリー・ダラス氏が故郷を懐かしんで、四つ足の動物は食べないとされた米沢の地で牛肉を食べたことが食用としての米沢牛のはじまりなんだっす。

ダラス氏は米沢の牛肉の味にすんごく感動して、米沢を離れる際に牛を一頭横浜に連れ帰ったんだど。彼の友人たちも、その牛肉の食ったらあまりの旨さにびっくりしたんだど。

そこから「米沢牛」が全国に広く知られるようになったと言われているんだっす。

 

 

 

米沢牛の基準

現代では、米沢牛は世界に誇れるブランド牛となったんだげんど、

米沢牛と認定されるためには、厳格な基準があるんだっす。

 

米沢牛銘柄推進協議会が定める基準は、

 

1.飼育者は置賜三市五町に居住し米沢牛銘柄推進協議会が認定した者であることとし、登録された牛舎において18ヶ月以上飼育されたもの。

2.肉牛の種類は、黒毛和種の未経産雌牛又は去勢牛とする。

3.米沢牛枝肉市場若しくは東京食肉中央卸売市場に上場されたもの又は米沢市食肉センターでと畜され、社団法人日本食肉格付協会の格付けを受けた枝肉とする。但し、米沢牛銘柄推進協議会長が認めた共進会、共励会又は研究会に地区を代表して出品したものも同等の扱いとする。

4.生後月齢32ヶ月以上のもので社団法人日本食肉格付協会で定める3等級以上の外観並びに肉質及び脂質が優れている枝肉とする。

5.山形県の放射性物質全頭検査において放射性物質が「不検出」であるものとする。

 

 

ちっとややこしいんだげんど・・・

米沢牛と認定されるためには非常に高いレベルが求められるということと。

もうひとつ米沢牛が米沢市内で育成された牛だけではない。

この2点を分かっていただきたいんだっす。

米沢牛は、まさにおきたま産のブランド牛なんだっす!!!。

 

 

 

今回は、そんな米沢牛界の「生きる伝説」とも言える

鈴木寿一さん(父)、鈴木英行さん(子)親子のご自宅にお邪魔させてもらって、

おきたまと米沢牛について、かんなり詳しく語って頂いたんだっす!

 

 

英行さん、お仕事中!申し訳ねえなっす!

 

 

 

 

おきたまと米沢牛

(以下敬称略)

 

おきたま新聞
今や世界に誇れる米沢牛だけんど、おきたま産だからこそと言える点を教えておごやんねがっす?

 

英行
おきたま地域の半分以上の畜産農家は田んぼも作っています。田んぼで藁を集め、その藁を自分の牛に食べさせて、堆肥を田んぼに還元する、というリサイクルのようなやり方をしています。

 

おきたま新聞
んだなっす!お米も作ってんなだもねえ!いわゆる資源循環型の畜産をおきたまでは昔から行ってきたということなんだべっす。

 

寿一さん
また、あまり知られていない事としては、牛に米ぬかを食べさせています。

 

英行
よく牛にビールを飲ませていると言われていますが、ビールは人が飲むもので、牛に飲ませるものではないです(笑)

 

おきたま新聞
ビールは人が飲むもの!間違いねえなっす(笑)

 

 

ご自宅には畑もあんなだなっす。

 

 

こだわり、そしてこれからの米沢牛

 

おきたま新聞
お二人のこだわりやこれからの米沢牛について教えておごやんねがっす?

 

英行
今はどこに行っても霜降りばっかりで、あんまり食べられないですよね(笑)今の価格設定は、霜降り=高いというものになっています。しかし、これからは霜降りが最高と言っていられる時代ではなくなってきている。これをどう変えていくか、という点を考えています。

 

寿一
うーん・・・今は似て非なるモノが一番高い金になっている。そうではなくて、本物が正しく評価されるようにならなくてはならない。だから、同じ値段ならウチが絶対に日本で一番だと言えるような肉を作りたい。

 

おきたま新聞
もう霜降りの時代じゃないんだがっす!?たまげたなっす!んだど、お二人の目指す米沢牛はどのようなものなんだっす?

 

英行
今はそういうことは爺ちゃんに任せてますので・・・(笑)

 

寿一
牛肉というのは、脂の旨さ、肉の旨さ、肉汁の旨さがあるんです。だれでも食べられる。年をとった人でも食べられる脂のキツくない肉が評価されるのが当然だと思って、そういう方向で頑張っていますがまだまだですね。甘みも和三盆のようなほんわかした甘さをもった肉です。

 

おきたま新聞
和三盆のような甘さの肉!食ってみだいなえ〜!!

 

 

鈴木家の米沢牛

 

おきたま新聞
非常に高く評価されている鈴木家の米沢牛だげんど、育てるにあたってのここがポイント!という点をぜひ教えておごえ。

 

英行
米と米ぬかを食べさせていること。Non-GM(遺伝子組み換えでない)飼料を使っていること。そして、水だと思います。米沢と言うように「沢」の字がつくところは昔の人が水が良いところだと考えて地名をつけたのでしょうね。

 

おきたま新聞
さっきだもお聞きした米と米ぬかによる資源循環型畜産や水の良さというのは、やはりこの土地だからこそ、というごとだなえ。逆に最も難しいのは、どげな点だべなっす?

 

英行
一番難しいのは、牛舎に連れてきてから一ヶ月間の体調管理です。牛も環境の変化に体調が左右されますから。

 

おきたま新聞
牛の体調管理は長年の経験に勝るものないがらなえ。腕の見せ所でもあるわけだなっす。

 

飼料の情報なども全てオープンにしているんだど。

同じ餌を与えても鈴木家のようには育てられないんだど。

 

 

写真では伝わりにくいんだけんど、かなりの大きさなんだっす。

 

 

だけんど鈴木家の牛は意外と人懐っこいなえ。取材に来る方が多いもんで、人に慣れているみたいだなっす。

 

 

鈴木家の子牛 継続取材決定!

 

おきたま新聞
ところで、英行さん。この子牛の成長過程、また継続取材させてもらってもいいべがなっす?

 

英行
いいけど。死んじゃったらどうしよう・・・

 

鈴木家の子牛たち。新入りだと。

 

 

鈴木家の子牛の成長過程、またおきたま新聞で取材させてもらうことになったがらーーー(今後も楽しみにしてでおごえなっす!)

これからどんどん大っきくなっていんからなえ~!!(死なないでなあ・・・)

 

鈴木寿一さん、英行さんの米沢牛にかけるこだわり、熱い思い、話しを聞いでっとひしひしと感じることができたなえ。

今回の記事では書き切れない部分も多々あったもんで、その点も踏まえて、

これからの鈴木家の子牛(名前つけないと・・・)の成長レポート、楽しみにしていておごえな!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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