こだわりの料理を提供する「リーガル」さんにお邪魔してきたんだっし! 2016.5.6
おきたま伝統野菜やこだわりの食材を使った料理を提供している米沢市の「リーガル」にお邪魔してきたんだっし!
リーガルさんは創業30年を超えるイタリアンカフェレストランで、昔ながらの味を守りつつ、新しいことに常にチャレンジしている素敵なお店なんだ。
夕方にリーガルで食事をしてきた方から
「すごく旨がったんだっす。特に地元のくきたちを使ったペペロンチーノは絶品だな。」
という情報をいただいて、居ても立ってもいられず早速取材に行ってきましたーー。
の裏側の通り「平和通り」沿いにお店を構えてんだ。
こちらの平和通りは片側1車線だから、車でお越しの方は気をつけておごえな。
ちなみに駐車場は平和通りを抜けてすぐ左側に曲がると見える「米沢平和通り駐車場」を利用すれば、お会計の際にレジで駐車券を渡すと無料になるので、是非こちらを利用しておごえなっし。
雑談で…米沢平和通り駐車場奥と平和通りをつなぐ歩道の名前が
「武者道」っていうんだ!
江戸時代、武士たちは買い物をするにも帯刀し、身なりを整えて出掛けなければならなかったんだども…
武者道は下級武士たちが刀をささず、忍んで買い物をする際に重宝した道のことなんだと。
私も武士になった気分で通ってきだんだっし(笑)
では、本題に入りまして
平和島通りはお店の業種にあわせて天井に看板が掲げられてんだ。
一番手前に見えるパスタの看板がリーガルの看板なんだ。
色んなお店があるので、皆さんも探してみておごえな。
今回はシェフに色んなお話を伺いたかったので、お昼の時間を外させていただいたんだっし。
正面を向くと
なるほど、リーガルさんは2階にあんだな。
……!?(写真右下に気になる文字が)
米沢牛カレースパゲッティー!!
カレーとスパゲッティーの組み合わせは初めてだ。 しかも米沢牛!
もうおなかの準備は出来ておりますよ。
看板下に書いてある「米沢逸品研究会」も気になんな。
いっぱい質問させてもらおう。
ではでは、いざ! グルメの楽園へ!!
(2階のところでチラッと見えるのは4月から入った新メンバーさんだっし。 紹介はまた後で。)
お店に入ると、
むむ! レジの近くにおいているアレは!?
「つや姫が食べられるお店」の登録書でないが。
お米にもこだわってんか。
これは期待が高まるなっし。
入口近くには手作りの編み物があったんだっし。
とっても丈夫+かわいいデザイン+お手ごろの価格で、かなり人気が高いんだと(情報通A談)
全てのものにこだわりがあんだな!
それでは、メニューの紹介だっし。
スパゲッティー(和風・洋風)やドリア、ピザ等のイタリアンのメニューがズラリ!
他にもハンバーグステーキ等のメインディッシュもあんだ。
これは迷うなっし…入店前に心に決めていた「米沢牛カレースパゲッティー」が揺らぎ始めたな(汗)
優柔不断で決めかねていると、新メンバーさんからシェアを提案してくれたんだっし。
おしょうしな。 これで私に迷いは無いなっし(笑)
しかし教えてもらった「くきたちのペペロンチーノ」が見当たらない…
ここから大事なお知らせ!
リーガルさんのこだわりの料理をより堪能したいなら、予約制のディナーがお勧めだっし!
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○営業時間
昼 : 11:30~13:15
夜 : ご予約のみ営業(ご希望のお時間にて)
○定休日
不定休
○TEL
0238-21-2709
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ディナーでは「くきたちのペペロンチーノ」の他、魅力的な料理がたくさんあんだと。
さらに冬の期間は「雪菜のスープ」や「遠山かぶのペペロンチーノ」等の米沢の伝統野菜を使った料理も出るんだっし。
こりゃディナーを再度取材しなきゃなんねべ(確信)
冬にまたお邪魔したいと思うので、よろしくお願いします!
ということで、改めて今回はランチバージョンでお伝えしま~す。
されどランチを侮る無かれ! ランチのこだわりも凄かったんすよ。
では、料理を紹介する前に、お店の紹介をさせておごえな。
今回の取材に対応していただいたのは、リーガルのマスター白田さんだっし。
おきたま新聞
今日は忙しい中、お時間をいただきおしょうしなっし。
先日リーガルさんで料理をいただいた方から「くきたちのペペロンチーノ」が絶品だったと聞いて飛んできたんだっし(笑)
しかも、そのくきたちは地元のものだとか。
白田さん
ええ、上郷(かみごう)にある愛菜館で仕入れてるんですよ。
野菜の味も作り手によって違いますので、生産者も選んでいます。
こだわって作っている方の野菜はとても美味しいんです。
おきたま新聞
へぇー、すごいこだわりですね。
くきたち以外の食材も厳選しているんですか?
白田さん
もちろん全ての食材を選んでいますよ。
料理の美味しさは食材で大きく変わります。
作り手あってこその我々料理人なんですよね。
おきたま新聞
農家さんが聞いたら絶対喜ぶと思いますよ。
正に生産者冥利につきますね!
よろしければ何を使われているか聞かせていただいてもよろしいか。
白田さん
いいですよ。
最近驚かされたのは川西町のいちご「乙女心」ですね。
粒が大きくてとても美味しい。
作り手によって粒揃いが若干変わりますので、こちらも選ばせていただいてます。
こちらはディナーで提供しています。
あと、地元のものではないですが静岡のフルーツトマト「アメーラ」もすごい美味しいんですよ。
値段は結構するのですがお客さんに是非食べていただきたいので使っています。
ちなみに山形でアメーラは作れないんですかね?
おきたま新聞
聞いたことはないですね。
やっぱ地域柄なかなか難しいと思いますよ。
でも山形のスイーツトマト、食べてみたいですね(じゅるり)
話は変わりますが、お店前のカレースパゲッティーの看板に「よねざわ逸品研究会」と書いてあったんですが、どういった活動をされているんですか?
白田さん
「よねざわ逸品研究会」の参加店舗は、お客様に「驚き」「喜び」「感動」そして「笑顔」を提供できる自慢の逸品を開発して提供しているんですよ。
今年の米沢牛のカレースパゲッティーは第2弾の商品。
第1弾はうこぎ等の米沢の伝統野菜を使ったデザート、今度の第3弾は米沢牛のローストビーフを考えている。
おきたま新聞
伝統野菜のデザート!米沢牛のローストビーフ!!
食べてみたいなっし(喜)
色んな料理を研究なされているんですね。
白田さん
他にも「米沢市雇用推進協議会」で米沢の開発商品を作って、商品化に向けて東京のビックウィングで商社と交渉しているんだ。
うちでは山形大学工学部の方々と連携して「3D米沢牛ほかほかゼリー」を作ったんだ。
ちょっと待ってて…
はい、これ。
3Dプリンターで作った雪灯篭の形の樹脂型に米沢牛のすね肉から作ったコンソメスープを流してゼリー状に固めたものなんだ。
美味しくて食べやすいと好評なんだよ。
食べてみる?
おきたま新聞
是非!
おーー、すごい。 本当に雪灯篭の形をしている(驚)
灯篭のへこみ部分もあってかなり精密だなっし!
味の方はどれどれ~。
んーーーーー、んまい!!
しっかり固まって掴みやすいのに、噛む力が全然要らない。
本当に食べやすいなっし。
しかも噛んだ後はジュワっと口いっぱいに旨味が広がってたまんないなっし!
こんな美味しいゼリーは初めてだなっし。
白田さん
おしょうしな。
今度は米沢牛の形とかにもチャレンジする予定なんだ。
創業して35年間、夫婦で営業してお客さんにはお世話になったんだ。
もう年だから現在は福祉活動をと思って色んな事をしてんだ。
おきたま新聞
いやいや、若い方より活発じゃないですか(笑)
忙しい中色々聞かせていただき、ホントおしょうしなっし!
もし迷惑じゃなければ…この後、調理をしているお姿を撮らせて頂いてもいいですか?
白田さん
えっ!? 厨房の中も撮るの?
おきたま新聞
お願いします!
白田さん
………。
もーーしょうがないなぁ。
おきたま新聞
ホントおしょうしなっし!!
今回私たちが注文した料理の調理場面を撮らせていただきましたーーー(嬉)
すごい優しくて、常に笑顔を欠かさない方なんだけど…
厨房に入るとうって変わって真剣な表情でびっくりさせられだなっし(緊張)
料理人にとって厨房は戦場だという言葉が実感できたな。
雰囲気に飲み込まれてその場で固まり、アングルが変わってませんでした(反省)
口笛を吹きながらも軽快に作っていく熟練された姿を撮らせていただきました(感謝)
さぁさぁ
大変長らくお待たせしました~。
今回ごっつぉになりました料理の紹介だっし!
こちらは私が注文した「米沢牛カレースパゲッティー」↓
牛肉は米沢牛のスネ肉を使ってるんだけど、舌でほどけていく柔らかさに驚かされたッス。
こんな柔らかい肉は初めてだったもんで秘訣を聞いたら、
20時間ほど煮込んでいるんだと!!
「20時間も煮込むのは大変ですよね。」って言ったら、「デミグラスソースを作る際もそのくらい煮込みますよ。」と当り前の事のように返されて驚愕したッス。
なるほど。 本物の美味しさはしっかり手間をかけなきゃできねってことだな(汗)
こちらは新人メンバーさんが選んだ「あさりとイカとしめじとえびの和風スパゲッティー」↓
バターの風味がしっかりしてて和風のあっさりした味と絶妙にマッチしてんだ。
さらに具材がプリップリしてて新鮮さが直に伝わるんだ。
結構ボリュームもあって食べ終わった後の満足感が半端じゃないなっし!
そして食後の特製デザートもいただいたんだっし。
卵のアイスなんだけど、これが初体験の美味しさだったんだ。
ゆっくりと口の中で溶けていき、そんなに冷たくないので噛んで食べれる(驚)
そして卵の濃厚な旨味がジワジワと広がり、アイスとは思えない程じっくりと味わえるんだ。
端的に言うと高級な濃厚プリンを長い間噛締められるような感覚?
上手く表現できなくてごめん(笑)
一粒一粒に満足感がありながらも、後味がスッキリしてて次々と食べたくなる逸品です。
こちらも卵も厳選した卵の黄身だけを使った贅沢スイーツなんだ。
ランチでこんな充足感を得たのは久しぶりだなっし。