おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

またもや恵比寿にお邪魔して「おきたまるしぇin恵比寿」を開催してきたんだっし!

1月24日(日)恵比寿ガーデンプレイスにまたもやお邪魔させていただき、冬ならではのおきたま特産品を販売してきたんだっし!

24日現在おきたまの平均気温が2℃…そして大雪(涙)

それに比べて恵比寿の空は
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こんなに快晴! 新幹線で2時間走っただけで別世界だなっし。

これならもっと薄着でもよっかったかな~~
なんて、とんでもない!
肌を刺すような冷たい風がビュービュー吹いてるんだっし。
おそらく湿度の問題だと思うけど恵比寿のほうが寒く感じんな(ガクブル)
来て早々おきたまに帰りたくなってきたッス。
……大雪だけど(笑)

しかーし、
そんな厳寒期を向かえているおきたまには、この時期ならではの特産品があるんだっし!
今回はそんな頼れる商品を携えて、堂々の凱旋をしてきたんだ!
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今回は米沢市、白鷹町、飯豊町の1市2町が協力してくれたんだっし!

それでは商品の前に各市町の特徴を紹介すっぺ。

≪米沢市≫
山形県の最南端に位置し、山形県の母なる川「最上川」の源である吾妻連峰の裾野に広がる米沢盆地にあり、県内市町村中4番目の面積なんだっし。
夏は高温多湿、冬は寒さが厳しい盆地特有の寒暖差の大きな気候で、人間には厳しい環境なのですが農作物の食味を良くするには最高の条件となってんだ。日本三大和牛の一つである米沢牛はじめ、良質な米、野菜、果物が育まれてるんだっし。
歴史的には、伊達氏が212年間、上杉氏が272年間本拠としたことにより、両氏の城下町として栄えた町なんだっし。そのため、市内のあらゆるところに史跡や文化財などの歴史遺産が残っており、「歴女」をはじめ、歴史に大変関心のある方々がたくさん訪れるんだ。また、ジョン・F・ケネディ米国三十五代大統領が尊敬する人は、米沢藩の第9代藩主の上杉鷹山なんだと。鷹山公が藩主を継いだ際の米沢藩は16万両(16億円)の借金をしており、破綻寸前だったんだっし。その危機的状況を打開すべく殖産興業を推し進め、藩財政を立て直し、人材育成に力を注いで藩政改革を行ったんだ。米沢織、米沢鯉、うこぎ、笹野一刀彫など、鷹山が築いた基礎は現在の米沢まで継承されており、米沢市民にとってとても偉大な存在なんだっし。。
山形県は日本で唯一、すべての市町村に温泉がある温泉王国ですが、米沢の中にも8つもの温泉が湧き出ており、それを「米沢八湯」と呼んでいるんだ。小野小町が発見したと伝えられる小野川温泉や、山形市の蔵王、福島県の信夫とともに奥州三高湯の一つとして知られる白布温泉、山奥の一軒宿や徒歩でないとたどり着けない宿などひっそりと湧く秘湯もあって、それぞれに歴史、特徴のある温泉ばかりなんだっし。

≪白鷹町≫
白鷹町は山形県南部置賜盆地の北部に位置し、町の中央部を最上川が流れ、西は朝日連峰、東は白鷹丘陵に向けて盆地が形成されているんだっし。
春は県の天然記念物に指定されている樹齢500年を超える7本の古典桜が咲き、夏には生産量日本一の紅花、秋には日本一の規模のヤナ場で鮎が捕れ、冬は隠れ蕎麦屋の里として一年中観光ができる素晴らしい町なんだっし。
特に近年は生産量が県内7割のシェアを占める紅花を全面に「日本の紅(あか)をつくる町」として、生産量の確保を図りながら地域の貴重な資源として大切に有効活用しているんだ。
例え話に「ミカンとバナナ以外は何でもある」というほど多種多彩な農産物の産地でもあるのが特徴的だなっし。

≪飯豊町≫
飯豊町は人口約8千人の町で「日本で最も美しい村連合」の一つ。
どぶろく特区の認定を受け、がまの湯温泉「いいで旅館」、㈱緑のふるさと公社(「白川温泉いいで白川荘」「ホテルフォレストいいで」)で製造・飲用が可能になったんだ。町内では「どぶろくケーキ」「どぶろくまんじゅう」「どぶろくもなか」「どぶろくソフトクリーム」なども商品化されているんだっし。
また、米沢牛の8割が飯豊町から出荷されているんだ。「飯豊牛」と「米沢牛」とは同じ農家さんが育てている牛であり、どちらも絶品の美味しさなんだっし。
町内には4つの温泉があるんだ。がまの湯温泉・いいで旅館、添川温泉・しらさぎ荘、白川温泉・白川荘、そして秘湯シリーズでお邪魔させていただいた湯ノ沢間欠泉・湯の華だっし。
「どんでん平スノーパーク」の雪遊びや農家民宿での農業体験で町の人のぬくもりに触れられる観光地として、台湾等の外国人に観光客人気が高い町なんだっし。

今回も各市町の方々に教えていただいた内容をそのまま使わせてもらいました(反省)
さすがに地元は自分の言葉でと思ったんですが、教えていただいた内容以上の知識が無かったんですよ(シクシク(泣))

ではでは、お待ち兼ね。 ご紹介した市町の特産品を紹介すっぺ。

売場左側。↓
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手前のオシャレな袋に入っているのは、飯豊町「中津川エフエフ」さんの雪室あまみ芋なんだっし! 見た目は普通のジャガイモ…ですが食べると『えっ?これ本当にジャガイモ!?』って驚くほど、甘くておいしいんだっし。 その秘密は雪室にあり! 雪室というのは、施設内に雪を貯める雪貯蔵室とジャガイモ等を入れる貯蔵庫を通気口で繋いぐことで貯蔵庫内を冷温で保つ、自然エネルギーのみの冷蔵施設のことなんだっし。雪室施設に置かれたジャガイモは段々と糖度が上がり、出荷する時期には2倍の糖度になってんだ。 2倍だよ、2倍! これを食べたら普通のジャガイモでは満足できなくなっちゃうなっし(笑) ジャガイモの調理法は人それぞれだけど、あまみ芋はシンプルに、蒸かしジャガイモやポテトフライで食べるのがお勧めだっし。 間違ってもカレーの具にはしないでね…もったいないから。

奥の立派な枝物は、白鷹町の啓翁桜だっし。 大宮駅で販売したものより長いタイプをチョイス。 歩いて持って帰るのは少し大変でしょうが、形が綺麗で花芽もバランス良くついている品質の高い桜にお客さんも喜んで買い、閉店前に完売したんだっし!

売場右側。↓
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↑(下に缶ジュースが置いてるのは、風が強すぎてパンフレットが飛ぶのを防ぐためね(涙))

手前の商品は米沢市館山のりんご「サンふじ」だっし。 酸性を帯びた土壌で育まれる館山りんごは豊かな香りとバランスのとれた甘酸っぱさが特徴的。 更にこの時期のおきたまのりんごは蜜がたんまり入ってかなり美味しいんだっし。 そういえば、パイナップルりんごってみんな知ってだが? わざと収穫せず樹上で完熟させた究極の蜜入りりんごのことで、多いもので70~80%の蜜入ってるんだと。 このパイナップルりんごを館山でも作っているらしく、食べたことのあるジミー編集長は「今でもあの感動が忘れられない」って熱弁してた程なんだっし。 かなり希少なので手に入るか分からないけど一度食ってみたいッス。

奥の棚の左上は何度か紹介している山形代表(山形果汁100%ジュース)だな。 今回はりんご、ラ・フランス、もも、赤ぶどう、白ぶどうの5種類を用意したッス。 知名度が年々高くなってて、知ってるってお客さんが恵比寿にもいらしたのが嬉しかったッス。

右上の商品は白鷹町のたらの芽。 今年の初物で、山から切った枝をハウスに運んで芽吹かせたものなので、天然のたらの芽に負けない美味しさなんだ! お客さんもたらの芽をみて、春が待ち遠しいなぁって喜んでいたッス。

下の段に写りまして~

左の商品は白鷹町の鮎の寒風干し(かんざらし)と鮎の甘露煮だっし。 白鷹町の「道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋」さんでは鮎を吊るし、最上川より吹き付ける風を当て凍結と解凍を繰り返すことでうま味を凝縮させる「寒風干し鮎」を作っているんだっし! 塩焼きとはまた違う美味しさがあって、きつね色になるまで炙って食べるのがまたうまいのよ。 他にも炊き込みご飯や骨酒で味わうのも良いと聞いたので今度やってみます!

真ん中の商品は飯豊町「菓子の丸屋」さんのどぶろく最中。 美味しいどぶろくを作る飯豊町ならではの商品で、アルコールを抜いたどぶろくを白餡に練りこんで、徳利の形をしたかわいい最中に詰めたお菓子なんだっし。 どぶろくの風味がしっかりと感じられ、甘さ・風味のバランスがうまくとれているので、ついパクパクと食ってしまう美味しさなんだ!

右の商品は昨年、エビスマルシェにお邪魔したときに持ってった米沢市の伝統野菜「雪菜」だっし。 雪菜の詳しい説明はJR大宮駅「山形産直市」でしっだから割愛します。 マルシェでは生の雪菜とふすべ漬けの試食もしたんだ。 初めての野菜に皆さんドキドキ。 生の雪菜はほんのり甘く、後味にちょっとした苦味があるんだ。 食感はセロリっぽいのでサラダや野菜スティックがおすすめ。私が個人的に好きなのがお肉で巻いて軽く塩コショウして炒める雪菜の肉巻きだっし! ふすべ漬けの試食については独特の辛みがあっから恵比寿のお客さんの舌にはあわないのでは…って思ってたけど、作り方を熱心に聴くお客さんもいらっしゃたんだ(驚)…っと全然割愛してなかったね(笑)

長文になって申し訳ない。

こっからはマルシェの様子をば。

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今回の自慢の逸品の良さは見てわかるものじゃないので、皆さん頑張って紹介してくれたんだっし。

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館山りんごや雪菜の試食を行ったんだ。
鮎の寒風干しも試食してほしかったんだけど、骨が刺さる可能性があるので甘露煮を提供。
特派員KYは「骨も普通に食べれっぞ」って言ってたな(笑)

他にも山形代表の試飲もしてもらったんだ。↓
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ん~~、いい笑顔!

頑張っておきたまから持ってきた甲斐があったッス。

そんなこんなで夕方になり、ちょっと陰ってきたな~って思ってたら、
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一気に暗くなった。 やっぱ、こっちも冬なんだなぁって実感するッス。
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夕方の5時までマルシェ販売してきたんだけど、秋口にお邪魔したときと負けないぐらいの売行きだったッス。

それもこれも終始寒空の中、頑張っていただいた皆様のおかげッス!

おしょうしなっし‼

今日は本当にお疲れ様でした!

……では、帰りますか?
と、いきたいところなんですが、

実は今回もマルシェ後に試食会を開催したんだっし!
そこでも皆さん大活躍‼
米沢市、白鷹町、飯豊町の凄さを改めて実感させられたんだ。

名残惜しいのですが…
続きは次回。

こだわり過ぎたスペシャル試食会!
「雪国からの届け物~雪まみれ 食まみれ~」
お楽しみにー。

 

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