おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

「恵比寿新聞」さんがおきたまに来てけっちゃー!。

おきたま新聞の師匠である、あの「恵比寿新聞」さんがおきたまに来ておごやったんだっす。「おきたま新聞」を読んで、おきたま地区に興味が出たと言うことで本当に有難いことだっす。

案内したいところがいっぱいあって悩んでしまうんだげんども「恵比寿新聞」さんは始めての来県だということで 、米沢牛・地元の伝統野菜・新そば・ラーメンそして日本の原風景である散居集落の景色を見て、食べてもらったんだっす。
※龍上海のラーメン取材は12月2日の記事を見ておごえなっす。
http://okitamaok.com/akayuraumenryusyanhai.html/

 

まずは、米沢の伝統野菜

「雪菜」(ゆきな)

の生産者訪問から紹介すっぺ。

今回訪問したのは
「上長井雪菜生産組合」
の組合長の佐藤了(さとうさとる)さん。
おきたま新聞
「佐藤さんどうもっす~!忙しいところ本当に申し訳ねえなっすー。今日は「恵比寿新聞」さんがござってけっちゃもんで宜しくお願いだっすー」
佐藤
「これはどうも!どうも!遠いところ、よくいらっしゃってくださいました。早速畑に行ってみましょう」

この方が雪菜を栽培している 佐藤了(さとうさとる)さんだっす。
後ろに広がってらなが雪菜の畑だっす。

佐藤
「ここは伝統野菜の雪菜を栽培しています米沢市上長井地区です。雪菜は名前の通り雪の中で成長する珍しい野菜です。昔々上杉鷹山公の時代に冬場の生鮮野菜の確保のために奨励されました。そもそもは米沢市上長井地区特産の「遠山かぶ」のとう(花茎)を食べていたのですが、「遠山かぶ」と越後から伝えられた「長岡菜」との自然交雑から選抜育成され、現在の雪菜になりました」

これが雪菜の前身。言うなれば雪菜の父ちゃん母ちゃんだなっす。
そして、父ちゃん母ちゃんを栄養分にして、中から出て来る新芽、愛の子が

「雪菜」

なんだっす。

収穫した雪菜のご両親はこんなふうに集めらっちぇ・・・

互いに体をよせながら雪を待つんだなっす。

佐藤
「この状態ではまだ「雪菜」として出荷はできません。このあと2列もしくは3列に並べて、それらを凍結しないように周りを藁(ワラ)で囲います。そうして雪が降るのを待ちます。この辺は雪深く、1㍍50㌢位は雪が積もります。その雪の中で自分の葉を栄養として中から出て来る新芽がとう(花茎)となり、そうして本当に真っ白な「雪菜」に変身するんです。食材となる量は床寄せ時の20%か25%にしかなりません」

雪菜は雪の中で親の愛情・・・栄養だけで育つから

純真無垢で真っ白

なんだっす。

ちなみに、生の雪菜はほのかに甘く、後からふわっと苦みがくるんだっす。あんまりくせがなくセロリに似た食感がな。伝統的な食べ方は、軽く湯通しして漬ける「ふすべ漬」で、独特な辛味が出て食をそそるんだす。

恵比寿新聞
「佐藤さん!今持ってるその雪菜(ご両親?)はどんな味がするんですか?ちょっと食べさせて下さい!」

佐藤
「ほ~。どうぞ!どうぞ!あんまり食べないけどね」

おきたま新聞
「俺もこの状態では食ったことねえな~よし食ってみっか!」

 恵比寿新聞
「おー!あまい!香りもあってこのまま食べても十分いけますね!」

おきたま新聞
「んだ!んだ!ながなが良いんでねぇ~が。サラダでもいいなえ!」

 

そして佐藤さんが両手にもってらなが

「遠山かぶ」

だっす!

遠山かぶは雪菜のご先祖様だなっす。

佐藤さん 今日は忙しいな本当に

「おしょうしな!」

雪の中から「雪菜」を掘り出す時に改めてまた取材させておごえなっす。
雪菜の詳しいことは↓
http://www.y-yukina.com/index.html

 

続いて、おきたま新聞初刊記事の「米沢牛」を育ててる「鈴木英行」さんの牛舎さいってみだ。

恵比寿新聞さんこれが米沢牛だっす~!
ところで前回取材したときの子牛たちは?
http://okitamaok.com/yonezawabeef_suzuki.html/

おきたま新聞
「鈴木さん!前回取材の時の「べごこ」は元気だべが?(初回取材の時にいた子牛に名前を付けて追跡取材することにしてた。)今日は「恵比寿新聞」さんを連れて来たんだっす~」

鈴木
「いっつも忙しい時に狙ってくるんだね!(笑い)あの時の3頭は牛舎の場所は変わったけど元気に大きくなってるよ。」

べごこ
「まだお前達が!も~!」
てな感じだなっす。
いや~おがってら!おがってら!

編集長

「あれー?3頭?ずいぶん大っきくなって、どれがあのべごなんだかわかんねえぞ!ジミー!あんときのべこの「固体識別番号」は何番だった?」

編集長補佐心得

「・・・? いや3頭ともあのべごだげんど」

 編集長
「ばあが!どのべこかもわかんねえではメディア人失格だな!取材はいつなんどきに発生すっかわかんねんだ。」

編集長補佐心得
「かあー! 悪いことはぜーんぶ俺のせいにすんなだもんなぁ!べごこちゃん助けでけろ!」

と言うことだから追跡取材は改めてということで、恵比寿新聞さん、今日のところは「米沢牛」をたんまり見でごえっす。その代わりに今晩は米沢牛をたらふくごちそうすっから。

 

 

こっから一路飯豊町の「どんでん平ゆり園」へ。山の中腹から

散居集落

の景色を案内したんだっす。
この景色は平成5年「第1回美しい日本のむら景観コンテスト」で最高賞の

農林水産大臣賞

を受賞したんだっす。すごいべ!

 秋の夕暮れまじかな「散居集落」の幻想的なおきたまの景色に一同言葉もなく感嘆したんだっす。

この景色を堪能するには、「どんでん平ゆり園」から細いくねくねした山道を登って、車を止めて徒歩5分程度。そこには展望台があってロケーションは最高だなっす。
ちなみに細い山道は編集長自ら運転しましたとさ・・・ジミーに文句を言いながら・・・

 

最後におまけだげんど、この日の夜はお約束の米沢牛をすき焼きで堪能してもらったあとの二次会に赤湯温泉の某スナックに行ったんだっす。そしたらなんとあのシャインマスカットを作ってるJAの大粒ぶどう部会長の沼沢清司さんと、さくらんぼの匠、鈴木威光さんとバッタリ会ったんだっす。

編集長
「おー!今日は恵比寿がらお客様来ったがら、皆はまれ!はまれ!」

鈴木さん
「東京がらがぁー!よし!おらえのラ・フランスおぐってけっからおめのじゅうしょ○×△※?!」

恵比寿新聞
「何言ってるか分からない・・・」

一同大爆笑!

沼沢さん
「大粒ぶどうは終わったげんど、たまたまもぎ忘っちゃシャインマスカットが1房あったんよ~おめ食ってみっか?完熟でかなりうめど思うんだ。食いっちぇがったら明日さげおらえさ来たらいいべ~!」

恵比寿新聞
「半分くらい分かった!」

ということで、恵比寿新聞さんは次の日、しっかり最後のシャインマスカットを頂いていきました。

沼沢さんとおきたま新聞はなんとも縁があるんだなっす。

後日、鈴木威光さんから恵比寿新聞さんにちゃんとラ・フランスが届いたそうです。

おきたまには温かい人多いなっす!
皆さん

「おしょうしな!」

そして恵比寿新聞さん

「またおきたまさ来てごえな!」

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