飯豊町のどぶろく(特区)「がまの湯温泉いいで旅館」に行ってきたんだっす!! 2015.3.31
山形県の飯豊町には「どぶろく特区」が2件あるんだっす。今回は 「がまの湯温泉いいで旅館」を紹介すっからなっす。
「がまのどぶろく」を造っているどぶろく杜氏の山口剛(やまぐちつよし)さんに話しを聞いてきたんだっす。山口さんは「がまの湯温泉いいで旅館」の支配人をされているんだっす。
おきたま新聞
今日は忙しいところをお邪魔させてもらって申し訳ねえなっす~。「がまのどぶろく」についておしぇておごえっす。
山口さん
どうも山口です。よくお越し下さいました。今日はちょうど良く旅館の営業は日中だけお休みにしておりましたから都合がよかったですよ。
(がまの湯温泉は、近隣からの日帰り入浴のお客様に人気なんだっす。)
山口さん
どぶろく特区は「白川荘」さんと同じく平成16年に取得しております。当初は、当時の「いいで旅館」の専務がどぶろく杜氏をして、私の兄と二人でどぶろく造りを始めたんです。その後に兄と交代して、専務と私で造っていたのですが、残念なことに専務が昨年8月に亡くなってしまいまして、今は私一人で造っております。ですから造り始めた当初の苦労とかを私は知らないんですよ。
(エレベーターに乗って3階にある部屋に移動)
おおっ!! エレベーターの扉が開くと、そこは「どぶろく造りの部屋」だった・・・。
冷蔵庫の中にも仕込みタンクが入ってた。温度管理が一番気にしてることだそうだっす。
どぶろく仕込み部屋から戻って今度は、「いいで旅館」の山口社長にも話しを聞いたんだっす。
おきたま新聞
山口社長、どうもお忙しいところ申し訳ねえなっす~。今シーズンのどぶろくは「もち米」で造ったそうだげんども・・・?
山口社長さん
どぶろくを造り始めて10年間で酒米の「出羽燦燦」「出羽の里」食用米の「ひとめぼれ」とか「緑米」「赤米」など、私の我儘で杜氏の人達を泣かせながら、毎年、米を変えて造ってきたんですよ。それで、今までの経験を基にひとつの区切りになる11年目にどぶろく造りには難しいと言われている「もち米」に挑戦したんですよ。
山口杜氏さん
もち米で造ると「甘くなりづらい」んですよ。そこを気にしながら造りましたねえ。社長に試飲してもらったら、もろみがふわっとした感じで飲みやすいというので「もちふわ」と命名しました。
山口社長
全国どぶろく研究大会では、平成19年・20年は2年連続最優秀賞を頂いているんですよ。それと全国でもうちだけですが、どぶろくを冷凍パックして販売しているんですよ。
おきたま新聞
おーおー!! もち米のどぶろくにどぶろくの冷凍パック!! これはいい記事になるなえ。冷凍パックの「もちふわ」と「もちふわ紅」↓
いいで旅館のおかみさんのコメント(残念ながら写真はNGだったっす。)
今年のどぶろくは「もち米」を使ったので、独特のクセがあって「もちふわ(紅)」は赤ワインが好きな人、「もちふわ」は日本酒が好きな人、特に辛口の日本酒が好きな飲兵衛に合いますね。去年までは「甘酒」が好きな人にも合ったんですけどね。
おきたま新聞(ジミー)
あー!! 編集長は「もちふわ」買っていがんなねべなあ!! 編集長のために造ってもらったようなどぶろくだもなあ。(笑)
おきたま新聞(編集長)
うん!! わかった。そのとおりだ!(笑) おかみさん! 冷凍パックとビンのやつ売っておごえ。
おきたま新聞(編集長)後日談
帰ってから、早速「もちふわ」を飲兵衛仲間といただきました。おかみさんのコメント通り、日本酒好きにはもってこいのどぶろくだったっす。美味かったあ!!
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