おきたま新聞は山形置賜の粋な情報を発信するWEBマガジンです。

おきたまへウェルカム アスパラガス農家「紺野幸陽さん」

アスパラガスが喋ったんだっす!? 

 

喋ったら、いいんだげんどなあー

おきたま野菜の気持ちも取材してみたいところだなっす。

でも、そうもいがねえべもなあ・・・

 

 

 

 

アスパラガス農家の紺野幸陽さんにアスパラガス「ウェルカム」の気持ちを代弁してもらってきたんだっす。

アスパラガスがどう育つのか?って意外と知しゃねえべ~

 

アスパラガス 「ウェルカム」

・鮮やかな緑色で太茎のアスパラガスです

・柔らかくゆでておひたしや炒めものなど簡単な調理で食べられます

・春4月から9月上旬まで収穫できます

・くせのない野菜のため子供からお年寄りまで食べることができます

 

 

知られざるアスパラガスの育て方

(以下敬称略)

 

おきたま新聞
紺野さん、はじめておじゃますっけんど!今日はよろしくお願いだなっす~!

紺野
よろしくお願いします。

おきたま新聞
いきなりだけんど、アスパラガスってなじょして栽培してんなやっす?

紺野
そうですね・・・アスパラガスは地上に出た若芽を収穫しているんですね。
露地長期どり栽培をしてますので、春から秋にかけて収穫ができますよ。

おきたま新聞
ろじちょうきどり・・・?

 

紺野
春の収穫、春どりは1年間蓄えた根っこの養分だけで育つのですが、1ヶ月くらいすると芽の出が悪くなります。すると、立茎が必要になります。
立茎は1ヶ月間かけて、アスパラガスを収穫せずに成長させて、親茎を作ることです。
その親茎の葉っぱが光合成することで、つくられた養分を使って、芽を出させる取り方が夏どり、時期は7月~9月の終わりになります。

 

 

おきたま新聞
リッケイしてオヤクキ・・・????
頭悪いがらよっくわがんねげんども、春どりと夏どりで栽培方法に違いがあるんだなっす。知しゃねがったなあ~!
それにしても、この大きい親茎も元々は同じアスパラガスとはたまげたなっす~!

 

なんだ!!こりゃ???(孔雀の羽か?)

おきたま新聞
この赤い実って、もしかしてアスパラガスの実なんだがっす?

紺野
そうですよ。アスパラガスは花も咲きますし、実もつけます。

おきたま新聞
いやあー!はじめて見たなっす~!何だかアスパラガスのイメージとは違うなあ~。もっと硬派にニョキニョキしてるのかとおもってだっけ・・・

 

 

栽培の難しさ

 

おきたま新聞
栽培の難しい事はどうゆうどこだっす?

紺野
そうですね。立茎と水分の調節が難しい点になります。
立茎は10cm間隔で親茎を立てます。親茎が少なすぎても多すぎても、芽の出が悪くなるため注意しなくてはいけません。
また、アスパラガスは水はけのいい土地でないといけませんし、水分の調節にも非常に気を使っていますね。

紺野
ウェルカムは27~28cmが収穫・出荷の目安になります。
夏どり最盛期の7~8月を過ぎて、朝晩の温度差が激しくなると、アスパラガスの伸びが遅くなって、曲がりが出てきてしまうんですよ。

 

 

おきたま新聞
おお!これはソーラーパネルでねえが!?

紺野
ソーラーパネルを使って発電して、潅水しています。

おきたま新聞
エコだなっす~~。えらいことだ。

 

 

紺野
また夏場が高温だと害虫も出ますね。今年はカスミガメというカメムシなんですが、アスパラガスはすごく柔らかいので、ひっかかれるとすぐに傷がついて曲がってしまうんですよ。

おきたま新聞
アスパラガスは繊細なんだなっす〜

 

 

ウェルカムの特徴

 

おきたま新聞
ウェルカムという品種の特徴をおしぇでおごえっす?

紺野
ウェルカムの特徴は穂先のしまりです。成長して長くなっても穂先が開きません。
また柔らかいともよく言われますね。

おきたま新聞
なるほどなっす・・・紺野さんご自身のこだわりをおしぇでおごえっす?

紺野
完全に無農薬ってのは難しいのですが、なるべく有機農法にちかい形でやっていきたいと思っています。

 

紺野さんはおきたまの次世代を担う若い農家の方だげんど、取材を通じて農業への情熱がビシビシと伝わってきたっけなあ!

紺野さんの作るアスパラガス「ウェルカム」!要チェックだべ!!

おきたま産野菜は要チェックリストがどんどん増えていぐがらなっす〜!

 

 

 

 

 

Share (facebook)